私は母子家庭育ちで、母が夜勤で家を開ける時は私が家事を引き受けていました。
最初の頃は私も小学生でしたので、母も食事を作って置いていってくれたりしていましたが、だんだん仕事も忙しくなり母も疲れていたのもあって、私が食事も作ることに。
下に兄弟もいたので、必要に迫られて家事をするようになったので、私はいまだに家事が苦手で、やらないで済むならやるたくないなぁと毎日思っています。
特に苦手というか苦痛なのが食事を作ることで、そもそもあまりセンスがいい方でもないので、美味しいものも作れません。息子たちにはよく
「お母さん、今日の〇〇、味がブレてるよ。。」
と言われる始末。
悲しい。
でもそれなりにやってはいるのですが、苦しさは変わらない。
そんな時、料理家の土井善晴先生のご本に
毎日美味しいものなんて作らなくていい
美味しいものなら外食で、お金を出せばいくらでも食べられる
毎日の食事は、美味しくなくていい
それなりの味であれば、毎日続けられるし、それが家庭の味なんだからそれでいい
みたいなことが書いてあって、救われたんですよ。
そっか、美味しくなくていいんだ。
毎日それなりで作ってる私、偉いよね、と。
どこかちゃんとやらなくちゃとか、美味しいものを食べさせなくちゃとか、なんだそれ、どこの誰理論??みたいなものに巻かれてしまっていましたよね。
日常は淡々と過ぎていくものだし、そうあるもの。
そんな力入れて、ちゃんとやらなきゃって、誰得なんだよって話です。
もっと肩の力抜いてねー、って必死だった以前の私に言ってあげたい。