おみくじの吉凶に一喜一憂
神社仏閣にあるおみくじ。自分の運勢が気になっている人なら、思わず引いてしまいますよね。
吉凶がハッキリと出るからこそ、それに振り回されてはいませんか?実際の吉凶の順番はこのようになっています。神社庁が発表しているものですから、一般的なものです。ただし神社によっては明治神宮のように吉凶のないものもありますし、伏見稲荷大社ではもっと細かく17種にも分かれているものもあります。
そしてこれも考え方の一つですが、私は大吉を引いた時は「今が一番いい時だから、これから運気が良くない時期に入るのかもしれない。気をつけよう」と思いますし、凶が出た時は「今が一番悪い時期なら、これから運気は上がっていくだろうから安心した」と考えます。考え方一つで自分の気持ちをいつでも良い状態にマネージメントすることができます。これが思い変えです。
最近のおみくじは多種多様で、箱に入ったものを自分で引くものや、おみくじ棒を引いて書いてある数字のおみくじを手渡しされるもの。開運の根付がついてくるものやキャラクターのおまけがついていたり、おみくじのエンターテイメント化が進んでいます。じゃぁどれがいいんですか?と聞かれたら、私は「どれでもお好きなものをどうぞ」と言っています。バラエティーにとんだおみくじがあるのは、八百万の神々の住まう日本の懐の深さでしょう。大切なのは、「今私に必要なメッセージをください」とお願いすることです。おみくじはあくまでもその時運を見るもので、大切なのは吉凶ではなく、たくさん書いてあるメッセージの方です。
おみくじをひいた後はどうすればよい?
:おみくじはよくないことが書かれていたら、結べば大丈夫! という話を信じてきましたが、本当ですか?
大吉など良いと感じるものは、バイオリズムみたいなものなので、あまり気にしなくても良いとは思います。
大切なのは先にも言いましたがおみくじを引く目的です。「今自分に必要なメッセージをください」と思い定めてから引くことです。
そうして、かかれている歌や、御言葉をよく読みましょう。よくないことが書かれていたり、凶であれば「今の私にはこれは受け止められません」との意思表示で、自分に変わって神様に受けていただくこともできます。境内にあるおみくじを結ぶ場所にためにおみくじを結びます。
わたしは、どんな言葉もアドバイスと思っているので、結ぶことはしません。気になると読み返したりしています。
よくお財布や手帳におみくじを挟んで持ち歩くからもいますが、時々メッセージを読み返したくなるならその言葉が必要だということです。見直さなくなったら、私は家の神棚におみくじを入れる箱を用意してそこに入れておくことにしています。年末年始のお参りの際に、お札などと同じように、神社にもっていってお焚き上げしてもらえるように古札納所に納めるようにしています。
神社に関わることって、なんとなくどうしたらよいかわからない…けれど、そのままにしておくのは神様に対して失礼な気がして心配。という気持ちがありますよね。
・おみくじはどんなタイプのものでもよいけれど、ひく時の心構えが大切であること
・大吉か凶か? を気にするよりも、いただいたお言葉を大切にすること
・お財布や手帳などに挟んで持っていても大丈夫
・次の年にはお札と同じように取り扱うこと
参考にしていただけると幸いです。