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認知負荷にみる自己の尊厳を保つ方法

認知負荷にみる自己の尊厳を保つ方法

人間の脳は進化と共に 肥大化したといっていい。特に前頭葉の前頭前野と言われる部分は特に大きく、動物の中でも大きい部類に入るチンパンジーでさえ大脳の7〜10%ほど。ところが人は約30%を占めています。

 

前頭前野は、「考える」「記憶する」「アイデアを出す」「感情をコントロールする」「判断する」「応用する」など、人が人らしくあるために、重要な機能を司るところでもあります。しかし、肥大したからといって高機能になったわけではなく、じつはそこに大きな負荷(ストレス)を抱えてもいるのです。

 

「認知負荷」ということをご存知だろうか?簡単にいうとたくさんの処理をしなければならない脳は、どんな時もたくさんのエネルギーを消費し働き続けています。

 そのためラクをしたい・悩みたくないという気持ちが「認知負荷」にあたります。脳はどんな時も働き続けており、そのため脳は情報処理能力を上げるために、複雑なことは単純化してしまうようなのです。

 

簡単に言えば、一か八か、白か黒か、0か100かのような二者択一の思考をしがちだということ。自分で考えることが本来苦手なので、人の意見や周りの状況がいかにも正しく見えてしまいます。その結果多くの人がそれを支持していると当たり前のようにとらえ、たとえその事実が間違っていたとしてもそちらの方をよしとして認識し認めてしまうのです。

 

マジョリティー(多数派)による同調圧力もその一つでしょう。人とは低きに流れると言いますが、まさにそれが起きる原因はこの脳の認知負荷にあるのかもしれません。多数派の意見がいいように思えても、それはあなたがただ「考えるのが苦手な脳」を持っているからかもしれません。

 

真実や誠の事実が少数派であったなら、それこそ選ぶためには怠惰に流されるのではなく、しっかり考えるということをしていく必要があるのです。

 

昨今私たちは情報の海にもまれているようなものです。ネット環境が快適になっていけばいくほど、自らがその情報を選別し、取り入れ、考えて、自分の中の倫理観に基づいて「私はどうするか」を決定していくことができなければならないのです。

 

考えることを放棄してはなりません。多数派にただ迎合していくことは、自分という個の尊厳を全く無視する行為です。

 

どんな時も好奇心があなたの個を律する手助けをしてくれるでしょう。

思考して生きていくことが自分を自分たらしめるのです。

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