コントロールドラマ:尋問者のドラマについて
コントロールドラマとは、私たちが子供の頃に親から受けたしつけや役割を通じて身につけた人間関係のパターンです。多くの人が無意識にこれらのドラマを演じています。前回は「脅迫者」と「被害者」のドラマについてお話しましたが、今回は「尋問者」のドラマに焦点を当てます。
「尋問者」と聞くと、刑事ドラマの厳しい取り調べシーンを思い浮かべるかもしれません。しかし、日常生活の中でも私たちはこの「尋問者」の役割を知らず知らずのうちに演じてしまうことがあります。
尋問者のドラマとは
尋問者は、自分の正当性を確立するために、相手の欠点や弱点を見つけ出して攻撃することが特徴です。尋問者は自分が正しいと思い込んでおり、相手を問い詰めることでエネルギーを奪おうとします。この行動は無意識に行われ、結果として相手を弱らせてしまいます。
私が尋問者のドラマを目の当たりにしたのは、子育て真っ最中の頃でした。ある日、電車で私の前に立っていた母親と娘の会話が聞こえてきました。娘さんは宿題を忘れてしまったようで、母親は「どうして宿題をやらなかったの?」と厳しく問い詰めていました。娘は目をうるうるさせ、何も言えずに立っていました。この母親はまさに尋問者の役割を果たしており、娘さんは被害者になっていました。
尋問者は自分が正義だと思い込み、相手の間違いや弱点を攻撃します。例えば、「どうして宿題をやらなかったの?」という質問は、宿題をやらなかったこと自体が悪いと決めつけています。尋問者は相手に自分の誤りを認めさせようとし、その過程で相手を精神的に追い詰めてしまいます。
尋問を受ける側、つまり被害者は自信を失い、エネルギーを奪われます。このような状況が続くと、自分自身に対する信頼が揺らぎ、相手に対する恐怖心が増してしまいます。
エネルギーの循環と自分軸
私たちのエネルギーは、この世界のエネルギーの一部であり、常に循環しています。エネルギーが不足していると感じるときでも、それは一時的なものであり、必ず再び満たされる時が来ます。コントロールドラマを通じて他人からエネルギーを奪おうとするのではなく、このエネルギーの循環を理解し、自分自身を信じることが重要です。
コントロールドラマに巻き込まれないためには、自分軸を持つことが大切です。自分の価値観や信念に基づいて行動し、他人の期待や圧力に流されないようにすることが、健康な人間関係を築く鍵です。
尋問者のドラマは、私たちの日常生活の中で頻繁に見られるものです。しかし、このパターンに気づき、それを変えることは可能です。自分や他人がコントロールドラマを演じていることに気づいたら、冷静に観察し、自分軸を持つことでその舞台に上がらないようにしましょう。
感情とコントロールドラマ講座を開催
コントロールドラマに関する講座を再開しますので、ご興味のある方はぜひご参加ください。この知識を持つことで、人間関係がよりスムーズになり、相手の心理を理解する助けとなるでしょう。日常の中でコントロールドラマを意識し、より良い人間関係を築いていきましょう。
皆さんの毎日が少しでも楽しく、心地よく過ごせるように、そして豊かな人間関係を築けるように、お役に立てれば嬉しいです。ご参加、お待ちしております。
感情とコントロールドラマ講座
日時:6月29日(土)11時から13時
開催場所:zoomにて(オンライン開催)
残席 3席
今回は前回に引き続き「コントロールドラマ」についてお話しします。
今日は「被害者のドラマ」に焦点を当てて進めていきます。
人生初!パワーハラスメントを受けた息子
ここ数ヶ月、息子は会社で人生初のパワーハラスメントを受けている状況が続いていました。私も看護師として転職を繰り返す中で一度だけパワハラを経験しましたが、その時の理不尽さを今でも覚えています。
パワハラには多様な形がありますが、共通しているのは「人格否定」をされること。ミスを犯した際、初めは注意から始まり、次第にその失敗がその人の人間性の問題であるかのように言われるようになります。
こうしたネガティブな言葉で攻撃され続けると、自分の良いところを主張することも難しくなり、人格否定を受け入れてしまうことになります。仕事の問題点は個人の人間性ではなく、その行動や結果にあるべきです。しかし、パワハラスメントを行う側は、相手の人間性を否定し続け、相手を被害者の役割に追い込むことで、自分の優位性を維持しようとします。
被害者ドラマとそのエネルギーの奪い合い
被害者は自分が悪くないことを周囲に理解してほしいと願い、自分のエネルギーが枯渇したと感じると、家族やまわりの人に負のオーラを放ち始めます。「俺は今落ち込んでいるんだ、そっとしておいてくれ」というメッセージを無言で発し続けるのです。こうして、周囲の人々が彼のために気を使い、エネルギーを注ぎ込むことで、彼は一時的にエネルギーを補充することになります。
しかし、この状態が続くと、負のスパイラルに陥り、周囲も彼にエネルギーを奪われる一方で疲弊していきます。これはまさに悪循環です。被害者を続けることで周囲からの同情でエネルギーを得ようとする行動は、エネルギーの循環を理解しないままに、エネルギーを奪い合う関係を築いてしまうのです。
質量保存の法則とコントロールドラマの回避方法
物理学には質量保存の法則があり、世界のエネルギーや物質は一定量で決まっていて、それがただ循環しているだけです。エネルギーが枯渇したと感じても、それは一時的に他所へ流れているだけであり、いずれまた戻ってくるものです。
コントロールドラマの中でエネルギーを奪い合うのではなく、自分が潤沢にエネルギーを循環させる一端だと考え、他人から奪うのではなく、自分のエネルギーを上手に循環させることが重要です。
息子の話に戻りますが、幸いにもプロジェクトが終わり、そのパワハラ上司との関係が解消されたことで、彼は穏やかさを取り戻しました。現在は、嫌な思いをせずに淡々と仕事をしています。
脅迫者がいる限り被害者も存在し、被害者のドラマが続くと、周囲の人々も不愉快な気持ちになります。エネルギーを一方的に奪われる状態が続くからです。
エネルギーの循環を意識し、コントロールドラマに乗らないことが重要です。脅迫者から被害者の役割を与えられても、それを受け入れず、自分自身の軸をしっかり持つことが必要です。他人からエネルギーをもらうのではなく、自分がエネルギーの循環の一部だと考え、その循環を保つように努めましょう。
今日は息子の話を引き合いに出して、コントロールドラマのお話をさせていただきました。被害者のドラマについて考えることで、私たちが無意識に行っている行動やエネルギーの交換について理解を深めることができるでしょう。ぜひ、一度自分の人間関係を振り返ってみてください。あなたはコントロールドラマに巻き込まれていませんか?周りの人たちに仕掛けられていませんか?それを理解し、回避することで、より健全な人間関係を築いていきましょう。
コントロールドラマの講座を開催
毎日のコミュニケーションで疲れきっているかたは、もしかしたらこのコントロールドラマに巻き込まれているのかもしれません。
私は、コントロールドラマについてのセミナーを開催しています。日常生活や人間関係で困っている方にとって、コントロールドラマの理解は大いに役立つでしょう。このセミナーでは、コントロールドラマの4つの役割について詳しく説明し、どのようにそれに対処するかを学びます。興味のある方は、ぜひ参加してみてください。
動物病院で受付のトラブル
最近、うちのラグちゃん(ねこ)が食欲不振で、毎日動物病院に通っているのですが、そこはとても混んでいて、いつもたくさんの飼い主さんとペットで溢れています。先日、ある女性が診察券を出して待っていたのですが、なかなか呼ばれず、ついに我慢の限界に達したようで、受付のスタッフに「まだ呼ばれないんですけど」と強い口調で尋ねました。スタッフは「申し訳ありません、あと3人待っていただくことになります」と答えましたが、女性は「薬だけって言ったのに、こんなに待たされるなんておかしい」と怒りを爆発させました。
動物病院では、診察だけでなく、薬の処方やその他の対応も行われています。そのため、順番待ちが発生することは珍しくありません。しかし、この女性は特に急いでいたのか、待ち時間が我慢できなかったようです。受付のスタッフが急いで薬を準備し、彼女に渡しましたが、彼女は怒りを露わにして帰っていきました。
この出来事は、病院や他のサービス業でもよく見られるトラブルの一例です。忙しい現代社会では、待ち時間やサービスの遅延に対してイライラする人が増えているように感じます。しかし、これらの怒りやイライラはどこから来るのでしょうか?
病院や他の店舗でのサービスに対するイライラと怒りの増加
日常生活の中で、私たちはしばしばサービスの遅延やミスに対して怒りを感じます。飲食店での注文の遅れや、コンビニでの年齢確認など、些細なことでイライラすることを経験した人も少なくないでしょう。特に最近は昔に比べて怒りを表に出す人が増えたように感じます。私はこれを「コントロールドラマ」と呼んでいます。
コントロールドラマとは?
コントロールドラマとは、子供の頃に親から受け継いだドラマチックな考え方や行動パターンのことを指します。私たちは子供の頃に親から無意識のうちに役割を与えられ、その役割を演じるようになります。これは親が子供をコントロールし、自分の思い通りにしようとするための行動です。
例えば、親が怒ったりイライラしたりすると、子供は何とかして親を喜ばせようとします。このような経験を通じて、子供は特定の行動パターンを身につけるのです。コントロールドラマには「脅迫者」「尋問者」「被害者」「傍観者」の4つの役割があります。
脅迫者と尋問者
先ほどの動物病院での出来事では、女性が「脅迫者」と「尋問者」の役割を演じていました。彼女は「私は言ったのに、なぜ聞いていないのか?」とスタッフを問い詰め、怒りを露わにしていました。これは、相手を脅迫し、自分の思い通りにコントロールしようとする行動です。
人間は相手が怒っていると意識し、その怒りに対応しようとします。この時、エネルギーの奪い合いが発生します。脅迫者は自分の要求が通ることでエネルギーを得ますが、受け手はその怒りに対処するためにエネルギーを使います。このようなエネルギーのやり取りは、日常生活の中で頻繁に見られます。
しかし、このような怒りの表現は必ずしも効果的ではありません。冷静に状況を説明し、丁寧に対応をお願いすることで、同じ結果を得ることができるかもしれません。
ただ「薬だけって言ったのに、こんなに待たされるなんておかしい!」とイライラや怒りをぶつけるのではなく、「お薬だけとお願いしたはずなんですが、まだかかりますか?」と聞くこともできてのではないかと思うのです。感情的で一方的なコミュニケーションではなく、相手のことも考え、思いや理を持った適切なコミュニケーションを心がけることもできるはずですよね。
親子がつくる負の関係
コントロールドラマは、親子関係の中で形成されるものです。親が子供をコントロールしようとする行動は、子供に対して無意識のうちに役割を与えることになります。子供は親の期待に応えようとし、その役割を演じ続けるのです。このような関係性は、親子がそれぞれに親離れ、子離れしなければ半永久的に続きます。そしてこのドラマを自分が家庭を築いた時にまた子どもに受け継いでいくものになるのです。負の関係の継承です。
エネルギーの奪い合い
エネルギーの奪い合いは、日常生活の中で頻繁に見られる現象です。例えば、動物病院でのトラブルを目撃した他の飼い主たちも、その場の緊張感や不愉快な雰囲気に影響を受けます。怒りやイライラは周囲にも伝染し、全体のエネルギーを消耗させる原因となります。
私たちは、日常生活の中でコントロールドラマに巻き込まれないようにすることが大切です。冷静に対応し、相手に対して思いやりのある丁寧なコミュニケーションを心がけることで、エネルギーの無駄な消耗を防ぐことができます。
コントロールドラマの講座を開催
毎日のコミュニケーションで疲れきっているかたは、もしかしたらこのコントロールドラマに巻き込まれているのかもしれません。
私は、コントロールドラマについてのセミナーを開催しています。日常生活や人間関係で困っている方にとって、コントロールドラマの理解は大いに役立つでしょう。このセミナーでは、コントロールドラマの4つの役割について詳しく説明し、どのようにそれに対処するかを学びます。興味のある方は、ぜひ参加してみてください。
本日は、動物病院での出来事を通して、コントロールドラマについて考えてみました。次回もまたお会いしましょう。
時代の空気感と考え方の軽さ
最近、世の中の空気が軽くなってきた感じがしますよね。コロナ禍が終わって、閉塞感から解放されて、みんなが前よりもリラックスしているのを感じます。それに伴って、考え方もどんどんライトになっているのではないでしょうか。深く考えることがかっこ悪いとまでは言いませんが、ちょっと古臭く感じることもありますよね。でも、軽い考え方が悪いわけではありません。大事なのは、自分の本音や目標に沿った選択をすることです。そうすれば、どんなに軽く考えても、道を踏み外すことなく、爽やかに生きていけると思います。
直感で選択し行動する
この軽快な時代だからこそ、スピード感が求められます。何かが起きた時に、即座に決断することが必要です。では、どうやって決めるかというと、私は直感を信じてみることをおすすめします。
直感って、ただの思いつきではないんです。
日々の体験や経験から得た知恵の積み重ねなんです。それが直感として現れるんですね。これを元に判断すると、選択が早くなり、時代のスピード感にマッチするんです。直感を信じて、即座に選択することが、今の時代にはぴったりだと思います。
生活の中での体験の価値
直感を高めたり磨き上げたりするには、日々の生活の中で起こることから、何を学び、どんな知恵を得るかを考えることが大切です。それを繰り返すことで、毎日の生活がとても楽になります。
私自身も以前は優柔不断でしたが、今は直感を信じて決断できるようになったことで、毎日がストレスなくスムーズに過ごせています。
例えば、レストランでメニューを選ぶ時も、直感を信じて選ぶと、満足感が得られるんですよ。日々の小さな選択、どこの駐車場に停めるか、どのスーパーに行くか、何を買うかなども同じです。直感が冴えている時は、一日がスムーズに進み、悩みも減ります。直感を鍛えることが大切なんです。
直感を磨く方法
直感を磨くためには、自分の体験を経験値に変えることが必要です。
そのためには、体験から何を学んだかを考え、その答えを見つけることです。この訓練を繰り返すことで、直感は磨かれます。なんとなく生きていると、なんとなくの選択しかできず、満足できないことが多いです。直感を鍛えることが、一番の近道です。
皆さんが興味があるのであれば、直感を磨くための講座やセミナーを開催することを考えています。日々の生活を題材にして、直感を鍛える方法をお伝えできればと思います。
今回は「今の時代の流れがどうしてライトになったのか」というテーマでお話しします。
先日、修了生向けのフォローアップセッションをした時のこと、その際に
「時代の流れが軽くなった」という話題が出ました。
在処が取り組む「自分を知る」という活動は、非常に深く、重いものです。しかし、数年前と比べて時代の流れが変わり、多くの人がより軽く、ライトなものを望んでいるように感じます。
約5、6年前には、人々が重い問題に立ち向かうためのエネルギーを持っていました。世界もその思いを後押しする力があったんですよね。
しかし、現在は水瓶座の時代、いわゆる「風の時代」に入りました。この時代は軽さや軽快さが重視され、重いテーマに取り組むことが難しくなっています。
それだけではありません。現実に目を向けてみると、現代社会では、SNSやYouTube、スマートフォン、パソコンといったデジタルメディアが普及し、情報が手軽に入手できるようになりました。これは多くの人が知識を得る手段としてはとても有益ですし良いことでもあります。かつては一部の知恵者が独占していた情報が、今では誰でも手に入れられるようになり、情報の平等化が進んでいるのですから。
しかし情報の容易な入手が可能になったことで、「考えること」が得意な一部の人々が行っていたような深い思考や熟考が、一般の人々にも求められるようになりました。しかし、情報の選択や解釈には依然として能力差があり、それが時として安易な選択を生むこともあります。それがSNSの炎上や、簡単。に人を批判したりディスったりすることにつながっているのではないでしょうか。
現代は効率性やスピード感が重視され、じっくり考える時間が取りにくくなっているため、結果的に物事をライトにとらえるようになっているのかもしれません。
このライトな時代の流れにより、目の前の問題を一時的に解決することが主流になっていますが、これは根本的な解決には至りません。根本的な解決を図るためには、問題を深く掘り下げて考え、自分自身をじっくりと見つめ直すことが重要です。今の問題を軽く解決することに慣れてしまうと、同じ問題が繰り返される可能性が高くなります。
私たちは、現代のライトな流れに対抗して、重いテーマに取り組むことの重要性をもう一度考える必要があるように思います。深く考えること、じっくりと自己を見つめ直すことは、結果的に自分を知ることへの一番の近道なのかも知れないのです。
ライトなアプローチが悪いわけではありませんが、それだけに頼るのではなく、時には深い思考や熟考が必要ではないでしょうか。
現代のライトな流れの中でも、重いテーマに取り組む時代や流れが再び訪れるでしょう。その時に備えて、私たちは深く考える力を養い続けることが大切です。次回は、根本的な問題をどう解決するかについてお話ししますので、お楽しみに。
人間関係でうまくいかなかったり、モヤモヤすることがある人は自分がいい人でいたいためにちゃんと人を嫌いになることをしない人がいるようです。
まずは一回ちゃんとイヤな相手を嫌いになってみましょう。
そうするとその人と少し距離を取ることができます。
そうしてからもう一度その人に何がイヤなのか、考えてみてください。
おそらく人として嫌いなのではなく、その人の言っていることややっていることがイヤなんだと気づくはずです。
その人とその人の言動とを切り離してみると、かなり子持ちが楽になるはずです。
感情とは魂に紐づいていて、湧いてくるものだとお話ししていますが、それを頭で認識しようとすると、間違ったものと取り違えてしまうことがあります。
感情を理解したいという気持ちはわかりますが、湧いてきた感情をそのままに「感じる」ことが大切です。理解するのではなく感じるのです。
湧いてきたものはそこにあるのですから、「ある」ということに集中してください。そしてそれに心を浸すのです。
感じ方にも感度がありますから、最初はできなくともなんともやってみて自分の感度を探してください。
あきらめてはいけません。
大丈夫、必ず感じられるようになりますよ。
自立するとは、自分を知って自由な世界で自分らしいものを選び取ることのできる力だと思います。
それを持っていないと、自由には責任も負わされますから苦しいだけになってしまいます。自
立のスタートは自分を知ることです。
自由であることを楽しみ、謳歌するためにはどうしたらいいのか?
素でいる自分が一番いいと思っているのであれば、それはちょっと違うと思います。
自分の気持ちに正直であることは必要ですが、それは自分勝手であったり、ワガママなものではありません。
社会でやっていくためには、その環境に合わせた役割をうまく果たせなくてはなりません。
みなさんは自分に持たされたペルソナを駆使していますか?
みなさんごきげんいかがですか。
私も齢(よわい)50を過ぎて、流石におばさんの自覚が芽生えて参りましたが、子供がまだ幼少期の頃は「〇〇くんのママ」から始まって、「〇〇くんのおばさん!」とか元気に呼ばれたりなんかすると、う〜んなんだかもやっとする事もありました。
このもやっとは「まだまだ私若いのに!」と思っていたから、歳をとっていると言われているようで嫌だったんですよね。
でも結婚し出産して、歳をとるというよりも歳を重ねるという言い方がしっくりくるようになって、やってきたことは全部経験値になってるよね!と自信が持てるようになってからは、おばさんと言われてもニコニコ受け止められるようになったように思います。
若いということはまだまだ成長段階だし、元気もあるし健康だった。今の私には過ぎてしまって失ったものもいっぱいあるけれど、私たちは過去に後戻りすることはできないので(タイムマシンができたとしても過去には戻れず未来にしか行けないらしいですよ)、これからの未来にあることを大事にすることしかできません。
おばさんも良いものです。