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思考の智慧

他人軸になりやすい人には是非この言葉を使ってほしいと思います。

 

みなさんご機嫌いかがですか。今日は「他人の言動に振り回されやすい」と感じる方へ、“魔法のひと言”をお届けします。結論から言うと、その言葉は——「あなたはそう思うのね。」たったこれだけです。冷たく突き放すのではなく、相手の意見を尊重しつつ、ほどよい距離を作る言葉です。事実と解釈をいったん切り分け、「では私はどうしたい?」と自分にピントを戻すスイッチにもなります。


日本人は空気を読むのが上手ですよね。渋谷のスクランブル交差点でぶつからないのは、互いの気配を読みながら「私はこっちへ行きます」という意思を同時に出しているから。意思の輪郭が弱いと、他人のベクトルに飲み込まれてしまいます。うまく人を避けることができず、ぶつかってしまうかもしれません。空気を読む優しさと、自分の意思を示す強さを両立するからこそ、スクランブル交差点でうまく道路を渡り切ることもできます。これを人間関係に重ねてみると、優しさと強さを持ちつつ、自分と他人とを切り分けることで思考を整理しやすくするとうまくやっていけるのですが、その時に使えるのが「あなたはそう思うのね」なんです。


例えば差し入れで「お好きなものどうぞ」と言われたら、最初に自分の好きなものを取ってみる。これはワガママではなく、意思表示。あなたの好みが見えると、相手も配慮の的が分かり、距離感が整います。これは「私はこう思う」であり、相手に対しての助け舟でもあるということです。


人間関係には“3:4:3(さしみ)の法則”があると私は思っています。十人いれば三人はあなたが好き、四人はどちらでもない、三人は苦手。それで十分。全員に好かれようとするほど、心はすり減ります。好みは相手の自由であり、あなたの自由でもあります。だからこそ相手の領域を尊重しつつ、自分の領域を守るために「あなたはそう思うのね」。その一言が、やさしく線を引いてくれます。


先回りして何でもやってあげるのは、一見やさしさに見えて、相手の学びを奪うこともあります。「あなたはそう思うのね」は課題の分離のはじめの一歩。相手の課題は相手に返し、自分の責任範囲に丁寧に集中すること。言い換えるなら、「そう感じていらっしゃるんですね。私はこうします」「ご希望は理解しました。今日はAを先に進めますね」と、相手を否定せずに自分の方針を静かに置く——この姿勢です。


人に振り回されて疲れてしまったら、「あなたはそう思うのね。」といってみてください。行ってみるとそれは行動になり、思っていること(思考)と行動が一致します。そこから変化がはじまるのです。まずは他人に振り回されないこと。自分の生き方の手綱を、人に持たせてはいけません。



記事を読んでくださって ありがとうございます

人に振り回される時この言葉をいってみて - 思考のダイアローグ | stand.fm 他人軸になりやすい人には是非この言葉を使ってほしいと思います。 *考え方の癖、認知の歪みで自分を苦しめていませんか?
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