夕刻玄関の網戸を閉めようとしましたら雨の匂いがしてきました。
この匂いって独特で、どこかで雨が降っていてそれが香ってきているんでしょうけれど、ちょっと気になって調べてみました。
この匂いは『ペトリコール(Petrichor)』というらしいです。ちゃんと名称があったんですね。
雨粒が地面や植物の葉などにぶつかって、その植物なんかのアブラと混ざって微小な気泡が出るんですって。それが私たちの鼻に届くんですね。
この独特の匂い、ギリシャ語で『石のエッセンス』と呼ばれているのだそうです。
なんだかすてき。
「雨上がりの匂い」は『ゲオスミン(Geosmin)』と呼ばれているらしいです。こっちは土中のバクテリアなんかが雨の水分と混ざってつくり出される有機化合物の匂いなんだそうです。雨上がりに特徴的な匂いとして感じられるこれをギリシャ語で『大地の匂い』っていうんですって。
雨の香りも太陽の暑さも、余裕がないと気づけないかもしれませんね。
余裕があるから気づくこともありますが、逆に雨の匂いを嗅いだり、月を見上げたりすることで余裕が生まれることもあるかもしれません。
毎日の生活だけに忙殺されていると感じているのでしたら、今夜は月を見上げてみませんか。
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