新しい年を迎え、令和7年がスタートしました。
この「7」という数字には「刀」の象徴、つまり「切る」という意味があると言われています。
それは物事を切り替える年であり、新たな始まりを迎える象徴的な年とも言えるでしょう。
昨年の令和6年は、過去の慣習や問題点が明るみに出る年でした。それらを踏まえ、今年は「終わらせるべきものを終わらせ、新しいものを始める」という行動が求められる年になりそうです。
昨今、政治や経済の分野でも見えていなかった問題が明らかになり、多くの人がその事実に気づき始めています。これまで「誰かがやってくれるだろう」と傍観していた多くの人々が、自分自身の意志を持ち、行動する重要性を実感し始めています。今年はその「気づき」をさらに一歩進め、具体的な行動へとつなげる年となるでしょう。個人が自分たちの意思を持ち、変化に向けて行動することで、社会全体が切り替わり、新しい時代を創っていけるかもしれません。
また、令和7年は干支で「巳年」、つまり蛇の年でもあります。
昨年の「辰年」は理想や夢を抱く年でしたが、それを現実の世界で形にするのが今年のテーマです。夢を現実化するには、「具体的にどう行動するか」を考えることが必要です。大切なのは、自分が何を成し遂げたいのかだけでなく、それを成し遂げた先にどのような自分でありたいのか、という「ビジョン」を持つことです。
多くの人が目標や目的を掲げることがありますが、それはあくまで途中のステップに過ぎません。本当に重要なのは、「目的を果たした先に何を得るのか」、つまり人生の中で自分がどうありたいかを考えることです。目標を持つことは第一歩として大切ですが、それにとらわれるのではなく、さらにその先のビジョンを明確にすることで、人生の可能性を無限に広げていけます。
今年は、「目標を叶えるための行動」に集中しがちな一年になりやすいかもしれません。しかし、その目標の先にある自分のビジョンや、どんな生き方をしたいのかを意識することで、より豊かで充実した人生を築くことができます。夢を形にするために必要なのは、自分自身が毎日の生活や行動を通じて、それを作り上げていく力です。そして、その力は一人ひとりの思いがエネルギーとして世界に反映されることで、現実を変える可能性を秘めています。
新しい年が始まった今、ぜひ「今年はこう過ごそう」という目標を掲げつつ、その先にある自分の未来像を描いてみてください。そのビジョンが明確であれば、日々の生活を楽しみながら自然と目標が達成され、さらに大きな夢が実現する流れを引き寄せられるでしょう。
2025年、令和7年は切り替わりの年です。「終わり」は新しい始まりのサインです。今年1年をどう過ごすか、自分自身に問いかけながら新たな一歩を踏み出しましょう。