お盆にちなんで:魂と輪廻について考える
明日からお盆が始まります。私の家でも、お盆のお飾りをしたところです。
お盆の時期にふと思うのは、魂や輪廻についてです。仏教の考えでは、私たちの魂は輪廻を繰り返しながら修行を続け、悟りを開くことを目指しているといいます。悟りを開いたとき、輪廻のサイクルから解脱できるとされています。私たちの体は一時的なもの、つまりは借りもので、魂が本質なのです。
自分の過去世について興味を持つ人も多いのではないでしょうか。過去世を知ることができるとおっしゃる方もいますが、その真偽は確認できません。大切なのは、過去世がどうであれ、今の自分がその経験を活かしているかどうかです。
魂の経験値を貯めるためには、日々の出来事を内省し、自分の行動を振り返ることが重要です。良いことも悪いことも、自分の成長につながる学びとして捉え、次に活かすことが大切なのではないでしょうか。自分の強みや弱みを理解し、それを受け入れることが、自分自身の成長に繋がると私は思います。
過去世や天使のメッセージを信じることも一つのエンターテイメントとして楽しむのは構いませんが、過度に信じるのは危険です。大切なのは、今ここでの自分の行動と内省です。過去世に囚われるのではなく、今の自分を見つめ、自分の魂の経験値を貯めることが、より実りある人生を送る鍵となります。
お盆の時期には亡くなったご先祖様や大切な人たちを思い出し、その思いを心に刻むことは、それが自分自身を癒し、心の整理整頓にも繋がります。思い出を振り返り、心の中で大切にたたんでしまうことで、私たちの心の豊かさが増していくのではないでしょうか。