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「スピードと効率」のライトな時代

「スピードと効率」のライトな時代

今回は「今の時代の流れがどうしてライトになったのか」というテーマでお話しします。


先日、修了生向けのフォローアップセッションをした時のこと、その際に

「時代の流れが軽くなった」という話題が出ました。

在処が取り組む「自分を知る」という活動は、非常に深く、重いものです。しかし、数年前と比べて時代の流れが変わり、多くの人がより軽く、ライトなものを望んでいるように感じます。


約5、6年前には、人々が重い問題に立ち向かうためのエネルギーを持っていました。世界もその思いを後押しする力があったんですよね。

しかし、現在は水瓶座の時代、いわゆる「風の時代」に入りました。この時代は軽さや軽快さが重視され、重いテーマに取り組むことが難しくなっています。


それだけではありません。現実に目を向けてみると、現代社会では、SNSやYouTube、スマートフォン、パソコンといったデジタルメディアが普及し、情報が手軽に入手できるようになりました。これは多くの人が知識を得る手段としてはとても有益ですし良いことでもあります。かつては一部の知恵者が独占していた情報が、今では誰でも手に入れられるようになり、情報の平等化が進んでいるのですから。


しかし情報の容易な入手が可能になったことで、「考えること」が得意な一部の人々が行っていたような深い思考や熟考が、一般の人々にも求められるようになりました。しかし、情報の選択や解釈には依然として能力差があり、それが時として安易な選択を生むこともあります。それがSNSの炎上や、簡単。に人を批判したりディスったりすることにつながっているのではないでしょうか。

現代は効率性やスピード感が重視され、じっくり考える時間が取りにくくなっているため、結果的に物事をライトにとらえるようになっているのかもしれません。


このライトな時代の流れにより、目の前の問題を一時的に解決することが主流になっていますが、これは根本的な解決には至りません。根本的な解決を図るためには、問題を深く掘り下げて考え、自分自身をじっくりと見つめ直すことが重要です。今の問題を軽く解決することに慣れてしまうと、同じ問題が繰り返される可能性が高くなります。


私たちは、現代のライトな流れに対抗して、重いテーマに取り組むことの重要性をもう一度考える必要があるように思います。深く考えること、じっくりと自己を見つめ直すことは、結果的に自分を知ることへの一番の近道なのかも知れないのです。

ライトなアプローチが悪いわけではありませんが、それだけに頼るのではなく、時には深い思考や熟考が必要ではないでしょうか。


現代のライトな流れの中でも、重いテーマに取り組む時代や流れが再び訪れるでしょう。その時に備えて、私たちは深く考える力を養い続けることが大切です。次回は、根本的な問題をどう解決するかについてお話ししますので、お楽しみに。


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