「苦しい方を選んだ方が成長するよ」とか
「楽な道ばかり選んでたらダメになるよ」とか
聞いたことありませんか?
基本性格が真面目だったり、言われたことを素直に受け止めるタイプの人は、
“苦しい=正しい”みたいな謎の思い込みが、がっちり思考に入り込んじゃってたりする。
で、選択肢が出てくるたび、
「どっちが苦しいか」で選んでいくわけですが、それしていると無意識はちゃんと苦しい方を選んでいるあなた自身が「苦しみたいのね」と勘違いしていく。
それを続けてたら、
まぁ〜しんどいよね。単純に、疲れる。消耗する。ちゃんと苦しい世界で生きていくことになる。
そもそもね、
「苦しさ」って、それ自体は目的じゃないはずなんですよ。
「その苦しさの先に、自分にとって意味がある何かがあるかどうか」
これが本来の問いのはず。
でも気づくと、「あっちの方が苦しいからこっちを選ぶ」っていう
苦行マインドが目的化してて、
選択の軸がズレてるんじゃないかと。
苦しいことを選ぶ=すごい、えらい、偉人
みたいなものは、間違いなく幻想です。
それよりも、
「自分にとって必要かどうか」で選ぶことの方が、今の自分にちょうどいい、納得できる選択になるんじゃないでしょうか。
時には楽な方が“必要な道”ってこともあるし、
逆に、しんどくても「今はやっとくべき」って感じることもある。
だから、選ぶ基準を“苦しさ”にしない。
そうするとだいぶ心が楽になって、それ自体がほら「楽園思考」ですよ。
もちろん、人は苦しみから学ぶこともあるし、
痛みを通してしか見えない景色ってのもある。
だけど、それは「苦しみを選んだから報われた」わけじゃなくて、
「その出来事を、自分なりに意味づけして乗り越えた」からこそ、
何かを得られたんだと思うのです。
もし今、あなたが「苦しい方を選ばなきゃ」って思ってるなら
「その苦しみ、本当に今の私に必要?」って問いかけてみてください。
苦しみそのものがご褒美を連れてくるわけじゃない。
必要なことを、必要なだけ、やる。
それで、ちゃんと道は開けていきます。