就活ではなくて、就活のお話。
私は病気を持っている事もあって死んだ後困らないようにと、エンディングノートのようなものを書いています。
市販のものを見ると、葬式はこうしてくれとか、遺産はこうしてくれとか書くようにできているのだけれど、私はPC やSNSのパスワードとか通帳や貯金のことなどそういうことしか書いていません。
なぜなら、お葬式は生きて残っている人がやってくれることだからです。生き残っている彼らが私とのさようならをする儀式だから。
死んだ私は何もできないので、彼らのお任せするしかできませんよね。
もし私の希望を叶えようとしてくれることがあったとしたら、それは私が生きていた時に彼らと良い関係が築けていて、思いがちゃんと届いているということなのではないかと思います。
「この世のものは全て借りもの」ですから、寿命がきて体もお返しすることになるその後始末をお願いするのですから、あれこれ言うのも格好悪い気がしてしまいます。
生きているうちに棺桶に入る体験てやつも、私にはなんだか死者に対して不敬な気がして楽しそうにやっている人の気持ちがよくわかりません。避難するつもりはなくて、私にはわからないと言うだけなんですけれど。
死者にしかわからない世界もあっていいんじゃないかって思うからなのかもしれませんね。