ただいま某タレント事務所が新しい会社の社名を「公募する」と発表したのを聞いて、思い出したことがあります。
それは、以前お世話になった講師の先生に言われた事。
その先生はある講義について、私たち受講生にいくらで受けるか自分たちで決めなさいと言ったんです。
それを聞いてなんだかモヤァ〜っとしたんですよね。その違和感の原因を考えた結果私が行き着いたのは、「自分のサービス(講義)の値段(価値)を人にきけさせようとした傲慢さ」でした。
なにかしら商品もしくはサービスを提供するとき、どんなものにも自分の中での価値観があって、そのものに対して責任感があるのであればちゃんと自分なりの値段をつけて人に差し出すべきではないかと思うのです。
自分の価値を評価してもらうことは必要であることもわかりますが、中途半端にお客様に丸投げはいかがなものかと思ったんですよね。
結局その講義は無くなってしまったので、値段をつけることも支払うこともなかったのですが、そもそも始まりの無責任さがその講義を現実にできなかったのではないかと考えてしまいます。
自分の価値、自分が生み出すものの価値に対して、私たち自身が無自覚でいることはとても危険なことのように思えます。自分とは何か?まるでそこにあることに自覚がないことで正体をなくしているようです。私が私であることは、どんな小さな意思にも宿るように思います。
自分の価値に自覚を持つことにも責任感を持ちたいものです。音声配信ブログ 更新しています
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