今日のお話は子育てについて。
私も二人の息子を育てている時に、このことを知っていたら子供と関わるときにラクだったかもしれないなと感じていることです。
まず一つには子どもも生まれてきてから初めての体験ばかりなのと同じように、私たち親もお父さんお母さん一年生だということです。子供が生まれてから、もしくは妊娠してから始めて親になって、子どもと一緒に親子として成長していくのだということ。子どもも親である私たちもお互いに初めてのことばかりだけれど、がんばっていこうねという思いでいることもありかと思います。
もう一つには、特に10歳未満の子どもは「こども」という生き物だと思うこと。
人の子として生まれるわけですから、つい理屈で話をしてしまいがちですし、それでわからないとイライラしたりしてしまうこともあるでしょう。しかし、子どもは生まれてから少しずつ成長していくもので、まだまだ未熟なのです。人としての経験も知識もないのですから、一つ一つ教えていかなければなりません。成長しきった人のミニチュア版ではないのです。話してわかる事は少なく、理解できないのも当然です。そうであれば親が一緒にさまざまなことを体験していくことで、多くを得ていくのではないでしょうか。まだまだ未熟な「こども」という生き物なんだと思うことで、期待を寄せすぎることなく彼らを助けるためのさまざまなことができるのではないかと思うのです。
今そこにある子どもの姿をちゃんと見極めること。親はそこでどんな手助けやサポートができるのか、考えながら子育てはやっていくものなのかもしれません。