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家族・子育ての智慧

「長生きしてね」にモヤッとしてしまうのはなぜか

そろそろ敬老の日がやってきますね。歳をとった方を敬おうという祝日です。

よくおじいちゃんおばあちゃんに「長生きしてね」というと思うんですが、私これを聞くとなんだかモヤっとしてしまうんです。


別に長生きを望むということは、その人との関係がとても良くて少しでも長く一緒にいたいということなんでしょうけれど、それって若い人の言い分ですよね。

人にはそれぞれ寿命があって、人生があって、歳を重ねた人はそれなりになんやかんやと頑張ってきてここまできたんだと思います。歳をとると色々やれないことも多くなってきて、若い頃とは生き続けることが大変で苦しかったりもすると思うんです。

これって私が病気で、毎日が辛いって思うことが多いからだとは思うんですが、「長生きしてね」っていうのは、もしかしたら苦しみがもっと続くことを意味しているのかもしれないし、そういうことも想像できない人が普通はこういうこと言うんでしょ、みたいにしてかける言葉なきがしてしまいます。これがもやっとする原因かもしれません。


そんな人ばかりじゃないこともわかってはいるんですが、歳をとると長く生きると言うことは、私たちみたいに日々を過ごすこととはありようが違っていることもあると思うんです。苦しくて辛いかもしれない。ならなんて声をかけよう。

私なら未来じゃなくて、今の気持ちを伝えます。

「会えて嬉しいよ」ってね。

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長生きしてね、にモヤッとしてしまうのはなぜか - 思考のダイアローグ | stand.fm もうすぐ敬老の日ですね。私は母に施設に会いに行こうと思います。よく長生きしてねっていい言葉のように言われますけど、言われると辛い言葉かも知れないよねってお話し。 ▶️ご相談・ご質問はこちらからどうぞ h...
 

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待合室のテレビを消したママは自分勝手?自分軸?(自分軸をどう見極めるか)

あるブログで拝見したママさんの行動。

ちょっと気になったので分析してみました。


病院の診察を待つお子さんたちが、待合室のテレビで流れるアニメを見ていたところ、後からやってきたあるお母さんがさも当たり前のようにテレビのリモコンをつかんでテレビを消してしまいます。急に画面が消えて「なんで消えちゃったの?」戸惑う子どもとお母さんたち。

受付の人がテレビをつけようとすると、先ほどのお母さんが「ウチでは子どもにアニメを見せないようにしているので、消したままにしてください」と。その言い方や物腰がとても上品で有無を言わせない雰囲気があって、そのままテレビは消したままになったとか。

このブログを書いたお母さんは、お子さんが普段はあまり見ないアニメを楽しみに病院に行っていたので見れないことを残念だと思ったそうですが、お話をしたり手遊びをしたりして時間を過ごしたそうです。


ここで私が気になったのは、テレビを消した上品なお母さんのこと。

このお母さんの行動は自分軸、自分勝手、他人軸のどれだと思いますか?


人に言われてテレビを消したわけではないので、他人軸ではありませんね。

ちゃんと子育ての方針があり、それを曲げずに行動してテレビを消しています。そこだけ見ると自分軸のように思えますね。

自分軸か自分勝手か見極めるにはまず「言動の一致」があるかないかを見る必要があります。

・言っていること(子どもにアニメを見せない子育てをしている)

・やっていること(テレビを消す)

・思っていること(アニメを見せない子育てをしているからここでも見せたくない)

一致してますね。

では自分軸かというと、もう一つ確認することがあります。

「思いやりがあるかどうか?」

待合室ではすでにアニメを見ている子どもたちがいて、アニメを見せることでおとなしく待つことができていたかもしれません。お母様たちも助かっていたかもしれませんね。しかしその人たちのことは考えずに、「自分(我が家)のルール」を押し付ける形で、テレビを消した。これは思いやりのない行動といえます。

「言動の一致」はあっても「思いやり」に欠けているので、このお母さんは自分勝手だといえます。


もう一つ私が気になったのは、この「自分(我が家)のルール」を押し付けたことです。

成長し社会に出れば、自分の思う通りにならないことはたくさんあります。だからこそ子どものうちは親が思う通りにしたいと思っていらっしゃるのかもしれませんが、そんな言動を見て子供は育ちます。周りに合わせすぎれば苦しいかもしれませんが、自分の思う通りにならないこともあるということは知っておく必要がありますし、そこでうまく合わせることができるような柔軟性を学ぶのも大切なことだと思うのです。いかがでしょうか。


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待合室のテレビを消したママは自分軸?自分勝手? - 思考のダイアローグ | stand.fm とあるママさんがクリニックの待合室で、子供にアニメを見せたくないとテレビを消してしまった。見ていた他のお子さんやママたちは戸惑います。 テレビを消したママさんの行動は自分勝手でしょうか?それとも自分軸でしょうか? ...
 

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勉強に必要なこと。まずは質より量。

夏休みも終わってお子さんたちも二学期が始まっていることと思います。

夏休みの宿題が終わったか?なんて、ヤキモキした親御さんたちもいたのではないでしょうか。


小学生のお子さんをお持ちのお母様方は毎日の宿題の丸つけや、音読に付き合ったり、九九の暗記を手伝ったり、結構大変なことと思います。

私が絶賛子育て真っ最中の頃は、宿題の丸つけなどまだ先生が見てくださっていたこともあって、親である私はフォローするくらいでしたから、今のお母さん方に比べたらまだ楽だったかもしれません。


さて親としては宿題や課題はちゃんとやってほしいでしょうし、やっていなければヤキモキして怒ったりなだめたり、もので釣ったりと色々した経験もあるでしょう。

しかし宿題や課題をやるのは誰でしょう?そしてやらないで困るのは誰ですか?

ここ大事なところです。

困るのは子ども自身であって、困ったり、恥をかいたりする経験も込みで彼らに味わってもらうことも大切かもしれません。課題の分離ですね。

親は子供の大事な経験を奪ってはなりません。


それでも気にしないお子さんもいるかもしれません。そうなるとかなり困りますね。

「なぜ勉強しなければならないのか」

この答えを親は持っていなければならないと思います。

親は子どもより長く生きていますから人生の先輩です。彼らのやっていることをすでに経験していることも多くあるでしょう。だからこそ「勉強しなさい」と言ってしまうのでしょうが、問題は「どうして」の部分です。頭ごなしにこうしろああしろと言われて、やれるものでしょうか。

子どもだって納得できなければそう言われても、聞くことはできないでしょう。

私は息子たちに勉強しろと言ったことがありません。

ただいまは無意味に思える計算や暗記は、大人になっていくときに自分のやりたいことが見つかるきっかけになるかもしれないし、生きていく楽しみにつながるんだよ、と話してきました。

勉強して色々覚えると、この世界のことがよくわかってくる。知るということはとても面白いし楽しいことだと、息子が興味を示すものがあればそれを使ってどんな面白さがあるか教えてきました。すると彼らは徐々に勝手に面白いことを発見して深掘りして、楽しむようになっていきました。


それと勉強とは綺麗事では済まされない部分もあります。

よく質の良い学びをしましょうという方もいらっしゃいますが、私はとにかく最初は「質より量」だと思います。

翔というのは勉強する時間を絶対的に取ることです。子どもの集中力は年齢プラス5分と言われています。10歳なら15分が限界ということ。ではその15分を休みを入れながら何度か繰り返せばいいわけです。

それと学校に行くことはただ椅子に座っているだけだったとしても、先生の話を聞きかいてあるものを読むことで無意識に知識に触れます。積極的に覚えようとしてくれれば一番良いのですが、そうでなくても知識に触れていることは重要です。ですから不登校の子はどうしても勉強の絶対量が減っている状態ですので、そういうお子さんには家庭やフリースクールでその時間を補う必要があるでしょう。


質の良い勉強は、土台である暗記などで覚えた知識がなければ叶いません。

どんなに素晴らしい設計図があったとしても、材料がないのに、いい家が立たないことと同じです。

まずは材料になる知識を覚えることが質の良い学びにつながります。


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勉強に必要なこと。まずは質より量 - 思考のダイアローグ | stand.fm 夏休みも終わり、宿題に四苦八苦するお子さんもいるでしょう。親御さんもイライラしたりしていませんか?こんなおり、小中学生にどうやってお勉強をしてもらうのか、考えてみました。 ▶️ご相談・ご質問はこちらからどうぞ ...
 

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