今回のお話は「どうして子どもを言いなりにしたくなるんだろう」というお話。
私はよく子育てについての相談を受けることがあります。
子育てを通じて、私自身が心や愛って何だろうなんてことも学ばせてもらうことができたわけなのですが、その真実を得るにはさまざまな苦労や苦しい思いをすることになります。
そんな苦しみや悩みの中で、子どもが私の思うようにならないと言われることがあります。
私はそこで疑問に思うのです。
子どもは親の言うなりになれば幸せになるのでしょうか?
私たち親は子どもより長く生きています。長い時間を過ごしていればそこでの体験や経験が積み上がっていきますよね。それが経験値となって、誰もがと言うわけではありませんが、先の未来が見通せるようになったりするのです。それが親にしてみると、自分の反省や後悔なども気持ちも合わさって、経験値の少ない子どもにたいして「ああしろ、こうしろ」というコントロールにつながるのではないかと思うのです。
ではどうしてコントロールしてしまうのか、と言う深層心理を考えてみましょう。
そこには子どもを愛しているからこそ、先の未来傷ついたり嫌な思いをしてほしくないという気持ちが不安や心配となって強く反映されてしまうからなのではないでしょうか。
相当ねじくれ曲がったいびつな人でない限り、根本は「愛している」からなのだと思うのです。
しかし、コントロールやいうことをきかせたいと思う気持ちに「愛」が隠されていたとしても、それを振り回してはなりません。
「愛」は自分勝手に使うものではないからです。
あなたが本当に子どもを愛して心配しているなら、彼らの自立、人としての成長を本気で願うことこそが大切なのです。
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