再投稿したこちらのブログ
ご相談の中に
「精神科は敷居が高くて受診しづらい」
という方がいらっしゃいました。
わかります。確かに一般的には心の病気は目には見えませんし、犯罪者の中には心の病気を患っている人もいたりして、自分がそういうところに含まれると思うと怖い気持ちになると思います。見えないものを扱うとなれば、不安にもなります。
しかし精神科は心を扱いますが、心を扱うということは身体的には「脳」を扱うということです。精神は脳の機能障害であったり、ホルモンのバランスが著しく悪くなることで起こるので、精神科は「脳内科」と言えるのではないかとわたしは思うのです。
医師も「脳病(のうびょう)」という言葉を使われます。
脳の内科ですから、お薬での治療や認知行動療法、カウンセリングや認知の歪みを直したりするのが治療の柱になります。
心(脳)の病気ならせっかくですから専門家に診てもらいましょう。
医師もカウンセラーも人間ですから、相性もあるでしょう。しかし中途半端な治療は苦しみが長引くだけです。
思い込みは良くありません。
広い未来志向で選択しましょう。
音声配信ブログ 更新しています
気分が沈みがちだったり、学校や仕事にいきたくない、夜眠れないなどの症状があるとき、あなたなら「精神科・心療内科」どちらを受診しますか?
私たちがよく聞かれるのは
「こんな症状なんだけど どの科を受診したらいい?」
というもの。
とくに 心療内科と精神科はみなさん区別がつきにくいらしくて、どちらにいこうかなと悩む方が多いんです。
心療内科は 基本的に内科です。
心身症(レントゲンや採血で特に異常はみられないんだけれど、お腹や頭が痛かったりすること)を診てくれます。
つまり 身体の症状をおもに訴える場合には こちらですね。
精神科は 精神疾患を専門に診てくれる科です。
心の症状(不安、抑うつ、不眠、イライラ、幻覚、幻聴、妄想など)心の病気をあつかうところということですね。
不眠や抑うつなんかで身体的な症状がでることもありますが、それは精神疾患からくるものとされてこちらに区分されます。
つまり心療内科は身体的な症状がおもにつらいときに受診するところ。
精神科は心の症状がつらいときに受診するところ。
と わけられるんです。
よく精神科だとちょっとこわいかんじがするから心療内科にいこうかな。。。といわれるかたがいるのですが
心療内科は「ミニ精神科」とか「軽症 精神科」ではないんですよ。
ここで みなさんがあまり知らない情報をお教えしますね。
診療所やクリニックの看板をみてください。
いちばん最初に書いてあるのが その先生の専門である場合がほとんどです。
「内科 アレルギー科 小児科」だったら
「内科」が専門で アレルギーとか小児も診ますよーってかんじです。
「内科 心療内科」というのはよく見かけますが
これは「内科」が専門の医師が「心療内科」も診療してます。ということになります。
医師はすべての科を勉強して、その中から最終的に自分の専門を決めてもっと深く勉強したり臨床の経験をつみます。
勉強をししつづけることで診療が可能になるんですね。
でも自分でどちらにいこうか迷うときは、ホームドクターもしくは内科の先生に相談してみるのがいちばんてっとりばやいかもしれません。
あなたの問診から、適切な科を紹介してくれると思いますよ。
わたしが 個人的に思うのは、心療内科はやっぱり「内科」だなっていうこと。
ストレスなどで眠れないとか意欲がでないとか、そういうことに関して言えば 専門的に勉強しているのは精神科の先生です。
内科の先生よりも 治療の知識も薬の知識もあるので治療に関しての武器(方法)が多いと感じます。
わたしの友人は心療内科にかかったひとより精神科にかかったひとのほうが回復が早いように思います。
ひとそれぞれですが。プロはやっぱり プロなのだとおもいます。
ちなみに
「神経内科」っていうのもあって よく勘違いされるのですが、これは脳神経系の疾患をあつかうところです。「神経」ですから実際に筋肉などの組織につながっている神経組織の病気を見るところですから 間違えないでくださいね。
私自身はとてもあきらめるのが苦手な方で、いい意味で言えば根気があるのでしょうが、悪い意味で言えばこだわりが強いとも言えます。
そんな私にそろそろ諦めなければならないことが起きました。
それは病気についてです。
脳にある「海綿状血管腫」と「脳動脈瘤」の経過観察のため、年に一回MRI・MRAのが添い診断を受けていたのですが、ついに脳外科の担当医から
「そろそろ年一回の検査受診を卒業して、何かあったらきてください」
と言われてしまいました。
外科的手術ができないこともあり、脳外科でのフォローにも限界があるのでしょう。
まぁこちらの脳外科ではそろそろ10年になりますし、私も50代になって息子たちも成人して独り立ちしていますので、まぁ第二?第三?の人生のステージに入ったということもあって、「何かあったら」という意思の言葉にも、寿命的なニュアンスもあって「そうだなぁ。検査したからって何かできるわけでもないし、もういいかな」と思いました。
5年くらい前にも医師から似たようなことを言われたのですが、その頃は息子も高校生でしたし私も少しでも予測がつくといいな、なんていう希望的観測を少し持っていたこともあって一年に一度の検査を継続してもらったんですよね。
でも今は状況も変わりましたし、私も少しずつ緩くなってきているのでしょう。
私の場合は、検査やフォローをあきらめたからって何も変わらないんですよね。
自分の納得というか、お気持ちの問題だった気が致します。
これから年齢を重ねていくと、諦めざるを得ないことは増えてくると思います。
でもそれによって選択肢が減ることで、楽になることもあるかもしれません。
そうだといいなと思います。
音声配信ブログ 毎日更新しています
※こちらではフルバージョンのブログを聞くことができます