今日は、ちょっとした夫婦の日常の一コマをテーマにお話ししようと思います。
先日私の誕生日だったので、以前から欲しかったヨーグルトメーカーを夫におねだりして買ってもらいました。
1リットルの牛乳パックをそのまま差し込んで、ポチッとボタンを押せば、翌朝にはヨーグルトができている。なんて素敵!と、嬉々としてヨーグルト生活というか、発酵食品作りを楽しむようになりました。
甘酒を作ったり、塩麹に挑戦したり、いろいろ楽しくやっているわけですが、事件(?)はそんなある日に起きました。
ヨーグルト作りには牛乳と種菌となるヨーグルトが必要です。
買い物担当の主人にお願いしていたのですが、ある日、買ってきてくれた牛乳とヨーグルトで作ったものが、なんだかシャバシャバしてる。
あれ?おかしいな?
冷やせば固まるかな?と思っても、やっぱりシャバシャバ。
「あれー?なんか今回はちょっと違う感じだね」
と言いながら、半分食べたあたりで、ふと気づく。
牛乳パックをよく見ると
『乳飲料』
……牛乳じゃなかった!
裏の成分表示には「牛乳50%」の文字。
そりゃ固まらないわけだ、と納得。
私は子どもの頃から買い物や料理をしていたので、こういう表示を自然と確認する習慣があるんですけど、主人はそういう表示をあまり見慣れていない。
もしかしたら安かったから選んだのかもしれないし、パッケージも似てるから間違えるのも仕方ない。でも、このまま黙っていたら、また間違えてしまうかもしれません。
言い方ひとつで、未来が変わる
さて、ここで皆さんにお聞きしたい。
「なんでこれ牛乳じゃないのよ!ヨーグルト固まらなかったじゃない!」って、言いたくなりませんか?
でも、私は思いました。
これって、言い方を間違えたら
「俺が悪いってこと?」
「もう買い物行かない!」
なんて展開もありえますよね。
だから、こう言いました。
「ねぇパパ、前に買ってきてくれた牛乳で作ったヨーグルト、なんかちょっとシャバシャバしてたよね。でね、パック見たら『乳飲料』って書いてあったの。私も気づかなくて、半分食べちゃったんだけど、成分見たら牛乳50%ってなってたの。だから今回はちゃんと固まらなかったのかもーって。いい実験ができたわ!」
そしたら主人、「あぁ、そうかぁ」って納得してくれて、次に買ってきてくれたのはちゃんと“牛乳”でした。
率直さと、思いやりのバランス
思ったことを素直に言えるのは、とても大切なことです。
でも、「どう言うか」を少し工夫するだけで、お互い気持ちよく暮らせる。日々のちょっとしたことだからこそ、「率直さ」が「雑で乱暴」になってはもったいないですよね。
夫婦でも親子でも、家族って、近しいからこそ甘えも出るし、率直な言葉になりやすい。でも、その関係性を大切に育てるには、ちょっとのユーモアと、ちょっとの気遣いが必要なんだなって、あらためて感じた出来事でした。
ということで、今日の教訓は──
ヨーグルトを固めたかったら、乳飲料ではなく牛乳を!
そして、
長く一緒にいる人にこそ思いやりと率直さを持とう!
ということで、心地よい毎日を過ごすには、ちょっとした緊張感が必要かもねってお話でした。
記事を読んでくださって ありがとうございます