夏休みも終わってお子さんたちも二学期が始まっていることと思います。
夏休みの宿題が終わったか?なんて、ヤキモキした親御さんたちもいたのではないでしょうか。
小学生のお子さんをお持ちのお母様方は毎日の宿題の丸つけや、音読に付き合ったり、九九の暗記を手伝ったり、結構大変なことと思います。
私が絶賛子育て真っ最中の頃は、宿題の丸つけなどまだ先生が見てくださっていたこともあって、親である私はフォローするくらいでしたから、今のお母さん方に比べたらまだ楽だったかもしれません。
さて親としては宿題や課題はちゃんとやってほしいでしょうし、やっていなければヤキモキして怒ったりなだめたり、もので釣ったりと色々した経験もあるでしょう。
しかし宿題や課題をやるのは誰でしょう?そしてやらないで困るのは誰ですか?
ここ大事なところです。
困るのは子ども自身であって、困ったり、恥をかいたりする経験も込みで彼らに味わってもらうことも大切かもしれません。課題の分離ですね。
親は子供の大事な経験を奪ってはなりません。
それでも気にしないお子さんもいるかもしれません。そうなるとかなり困りますね。
「なぜ勉強しなければならないのか」
この答えを親は持っていなければならないと思います。
親は子どもより長く生きていますから人生の先輩です。彼らのやっていることをすでに経験していることも多くあるでしょう。だからこそ「勉強しなさい」と言ってしまうのでしょうが、問題は「どうして」の部分です。頭ごなしにこうしろああしろと言われて、やれるものでしょうか。
子どもだって納得できなければそう言われても、聞くことはできないでしょう。
私は息子たちに勉強しろと言ったことがありません。
ただいまは無意味に思える計算や暗記は、大人になっていくときに自分のやりたいことが見つかるきっかけになるかもしれないし、生きていく楽しみにつながるんだよ、と話してきました。
勉強して色々覚えると、この世界のことがよくわかってくる。知るということはとても面白いし楽しいことだと、息子が興味を示すものがあればそれを使ってどんな面白さがあるか教えてきました。すると彼らは徐々に勝手に面白いことを発見して深掘りして、楽しむようになっていきました。
それと勉強とは綺麗事では済まされない部分もあります。
よく質の良い学びをしましょうという方もいらっしゃいますが、私はとにかく最初は「質より量」だと思います。
翔というのは勉強する時間を絶対的に取ることです。子どもの集中力は年齢プラス5分と言われています。10歳なら15分が限界ということ。ではその15分を休みを入れながら何度か繰り返せばいいわけです。
それと学校に行くことはただ椅子に座っているだけだったとしても、先生の話を聞きかいてあるものを読むことで無意識に知識に触れます。積極的に覚えようとしてくれれば一番良いのですが、そうでなくても知識に触れていることは重要です。ですから不登校の子はどうしても勉強の絶対量が減っている状態ですので、そういうお子さんには家庭やフリースクールでその時間を補う必要があるでしょう。
質の良い勉強は、土台である暗記などで覚えた知識がなければ叶いません。
どんなに素晴らしい設計図があったとしても、材料がないのに、いい家が立たないことと同じです。
まずは材料になる知識を覚えることが質の良い学びにつながります。
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