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家族・子育ての智慧

【ふたりの息子・子育て物語】 自己肯定感は褒めることだけではつくれない

「ほめる子育て」っていいよね、と信じて

子どもに「えらいね!すごいね!」を連呼してはいませんか?

これとても危険です。


なぜなら ほめる時に、何かや誰かと比べてあなたは優秀だと言ってしまうと、子ども自身が様々なことを比べることで「良い」「悪い」という評価をしてしまうようになるからです。


私たちは毎日の出来事を脳の中で比較しながら、その時の状況に合わせて選択することで行動しています。

朝食を食べようか食べないか。

食べるならパンか、ご飯か。

コーヒーか紅茶か・・・などなど。

ありとあらゆるものを比較してはいるものの、物事には比較することのできないものがあることも事実です。そしてこの比較できないものが、人間らしさであったりします。

ですから、子育てをする時はとくにこの人間らしさを大切にして欲しいのです。

誰かと比べていいとか悪いとか、そんな価値観で物事を捉えていくと、子どもたちは何でも相対的な価値観を重要視していくようになります。誰かと比べてどうとかこうとかという価値観は、対象物が必要になりますから、何の根拠もなく「それでいいんだ」という自己肯定感を持つことがとても難しくなるのです。


現代を生きる人たち、とくに日本人は自己承認欲求が低く、自己肯定感を持つことができない人が多くいます。これは、魚座時代の競争して勝つことが重要視された価値観に毒されたからとも言えます。負ければ不幸で、それまでの努力などないのも同然。勝ち残らなければ人間じゃない!くらいの勢いです。


しかしこれからは水瓶座時代です。多様性を、それぞれの個性を認め合い、お互いの得意なところで補完し合う社会に変容していきます。その中で必要なのは「競争」ではなく「共創」です。


そこにはほめてほめられ、比べてどちらが優位でどちらが劣勢だなどという上下の関係を持つこと自体が、古い価値観となります。


そもそもほめることは、自分がちょっと上から目線でする行為ではないでしょうか。

私たちはこの世に生まれた時点で、性別も年齢も国籍も何もかも関係なく、一律この世で魂を磨く修行をする凡夫です。それこそ魂は平等なのです。

それなら、ほめること自体が相手を馬鹿にする行為であり、してはならないことではないでしょうか。


子どもにはほめるのではなく、お父さんお母さんの感情を伝えてあげて欲しいと思います。表面的な良い点数が取れたとか、何かで優勝したことを喜んで褒めそやすのではなく、もっと本質的なことを伝えてあげて欲しいのです。

良い成績を取ったなら

「勉強することに一生懸命努力した、あなたの力が素晴らしい。努力した姿を見られてお母さんは嬉しいわ」


マラソン大会で優勝したなら

「最初にゴールして気持ちがよかったかな?最後まで走り切れたことがあなたの自信になるといいな。」


心を、気持ちを伝えてください。

もっともっと深い本質を考えて感じて、言葉を紡いでください。


子どもの自己肯定感を育てるのは、安易な褒め言葉ではなく本質をついた愛情のこもった言葉です。

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