大人になると、感情的であることは子供っぽいと責められたり恥ずかしいことと言われることもあって、なかなかそれを表現することは難しいですよね。
しかし私たちは人であるということは感情は湧き上がってくるもので、この感情が意識の元(原因)になっているのだとしたら、意識も感情も我慢して抑制しすぎてしまうと、どんどん溜まって苦しくなってしまいます。
自然に湧いたのなら自然に消えることもありますが、それは時間をかけて忘れるしかありません。
ですから何かしらの方法で、解放・発散することがもっとも手っ取り早いと思います。運動するのでも、カラオケで大声で歌うのも、人にグチるのもやけ食いもアリです。
でもこれらで発散するときには、その前にしっかり感情を感じきってください。
くやしい、悲しい、寂しい、嬉しい、楽しい・・・。様々な感情をしっかり感じて自分自身のものにしてから、そのあとに 発散するか解放するかご自由にどうぞ。ネガティブな思考や感情を持つことは良いことではないと、一時期言われていたこともありますが私はそうは思いません。
成功体験より失敗体験の方が学びがいのある経験値です。自分勝手、わがまま勝手にとらえがちなポジティブ思考より、ネガティブな思考を「思い変える」ことで未来志向になった方が良きも悪しきも持ったまま、あなた自身でありながら変化できるのです。
感情を忘れるために発散や解放しても、あなたの心に納得いく経験値にはなりません。
感じきって、やっとあなたのものになるのです。