続き・・・
愛せないものは育てられない
どんなものでも愛して大切にすることが、それを育てることになるように思います。
在処の最初のサイトも使いずらさや、管理の難しさはあっても、ブログをコツコツ書いたりコンテンツを充実させたりして、少しずつ育てていたものでした。
それが見るたびに嫌な気持ちになるものへ変化してしまったことで、自然とサイトを充実させようとか、拡散しようとか、そういう気持ちにならなくなってしまいました。おかげでアクセス数は下がり、拡散力も下がり、コロナもあって全く動かないサイトになってしまいました。
マーサは「毎月の星模様」を投稿し続けてくれていましたし、講座の開催日を更新したりしてくれていました。そんなマーサから
「このサイトを見るたびに不愉快な気持ちになったてしまって、とても苦しい。なんとかしたい」と言われました。
それは私も同じ気持ちでした。
もうこのまま彼らがつくったこのデザインのサイトもロゴも使い続けるのは厳しい。ここまできて、あらゆることは自分たちで構築してやってきたのに、ホームページの管理だけは誰かに委ねなければいけなかったこの問題に終止符を打とう。サイトの問題がここまで大きくなったのは、おそらくそこを修正するためだったのかもしれない。私たちにはやはりWordPressは持ち前にも、能力的にも合わなかったのだ。持ち前以上のものはやはり持つことはできない。ならばこれからは私たちにちょうど良いたちでつくって管理できるホームページを一から作ろうじゃないか。
こうして半年以上かけて、自分たちだけでサイトをつくりました。
とにかく書き込むだけでホームページができるよーというところに登録し、書いて書いて、移して書いて。
ロゴデザインは見積もりの調査をしてくださった方から、和風モダンのデザイナーさんを紹介いただいてお願いしました。イメージも3人で考えて、何度もやりとりをしてつくていただきました。当たり前のように見積書も出してくださいましたし、とても丁寧に素人の私たちの要望を聞いてくださってありがたかったです。
そして完成しました。
ここまでで約一年。
問題勃発から苦しい時間が長かったですが、やっとそのトンネルから抜けることができました。大変爽快な気分です。
結局、私たちはどんな存在でいたいのか?
そしてどんなことをして、どんな人たちと関わっていきたいのか?
この答えを再度確認することにもなりました。
サイトのイメージを考えながらたどり着いたのは
「万人ウケはしなくていい」ということ。
在処でやっていることは一般的に誰でもできることではないし、自分と向き合うとか、自分軸が欲しいとか、自分を変えたい、なんて思う人にしか必要がないものです。そしてそう思うことができる人は、多くはありません。変化は私たち人間が最も嫌うものだからです。変化は(今までの苦しくて嫌な世界かもしれないが)これまでと同じ安心したいつも通りの世界を壊すということ。それは知らないあたらしい世界なので、不安と恐怖がついて回ります。勇気がなければ変わりたいなんて思うことはできません。
そして勇気を出せる人は、そんなに多くはない。
それでもそんな少数の勇気を持って、あたらしい世界の扉を開けようとする人たちに、その方法を伝えたいと思うのです。
それで原点回帰しました。最初の在処のサイトは黒が基調で、結局これが私たちのカラーです。「信頼と情熱」が在処の最も大切にするのもです。
これからもよろしくお願いします。