魚座時代と水瓶座時代についてお話してきました。
冥王星が山羊座に入ってからの社会システムの大変革期は、社会を根底から変えるという動きだけでなく、大きな大きなサイクルでのルールが変わる時代の境目でもあります。在処は水瓶座時代を見据えた活動をしておりますのでここからは、水瓶座時代のルール=価値観を持って生きていく為には、仕事や活動をしていく為にはどうしたら良いのか?という部分をお伝えしていきます。
自覚と無自覚
お伝えしてきている通り、ただ表面的に水瓶座時代のルールに沿った考え方や行動を起こしていれば良いというわけではございません。自分の自覚できる意識《顕在意識》だけでなく、自分の無自覚の意識《潜在意識》から水瓶座時代のルール=価値観を持つ事が必要となります。
簡単に自分の自覚と無自覚について分けてみましょう。
①自分も相手も認識できる:自分も相手も認識できるのはコミュニケーションや行動からお互いにわかる事。
②自分だけが認識できる:自分がどんな思いと考え方を持っているか自分だけがわかっている事。
③相手だけが認識できる:相手が自分の発言や行動を見て感じている事。
④自分も相手も認識できない:自分も相手もわからない
簡単に分けると4つに分類できます。
例えばですが、周りを振り回す自分勝手な人というのは相手を思いやる、想像することが欠けています。ここは③相手だけが認識することができる部分です。しかし、相手が正直に伝えれば無自覚ではなく自覚することができます。無自覚で行動していた事が他者からの指摘で気づく事ができます。となると①自分も相手も認識できる事になります。究極、どちらかが認識できれば現実を変えるアクションが生まれるという事。しかし、どちらも認識できない場合。何も引っかかるところがないのでそのまま事は運んでいきます。そして、どこかのタイミングで不満が生まれ、問題が起こってきます。そう、不満が生まれるか?問題が起こってからか?そのタイミングにならないと気づかない。しかも、ここで【何が原因なのか?】を追求しない限り問題解決にはなりません。問題だけを対処しようとしてもその場はなんとか収まったとしてもまた、同じ事を繰り返します。根本的な原因を解決しない限り、同じ事が起きる、そしてうまくいかないパターンがうまれます。
例えば、
…などなど、あげたらキリがないですが人生の中でうまくいかない、新たな挑戦、新たな環境でチャレンジしてもうまくいかないというのは、この無自覚の領域から発生されている事がほとんどです。自分も相手も認識できるのではないか?と思いますよね。しかし、ここでお伝えしている無自覚には非常に複雑なロジックが絡んでいます。それが…?
コントロールドラマ
コントロールドラマとは、子供時代から自分に刷り込まれているドラマです。生まれてから、初めて出逢うのが両親。両親との関係や育ってきた環境で起きた出来事のきっかけから発生するものです。特に、このコントロールドラマというのは魚座時代ならではの勝負や搾取の関係となります。
自分が相手よりも【上】に立とうとする時、相手からエネルギーを奪います。目には見えませんが。現実的に言うならば言動や行動から相手を不快な気持ちにさせて優位な立場に立とうとしたり、自分を大切に扱って貰おうと、わざと自分はダメな人ですとアピールをする事で自分が【上】に立とうとします。
コントロールドラマについて詳しくは次回に続きますので今回は簡単にまとめますが、要するに自分が何かの仮面をつけていたり、また自分が快感を得る為のドラマの主人公になるわけです。ですから周りに関わってくる人はそのドラマを繰り広げる為の脇役。しかし、その脇役にしたら自分が主人公です。
お互いにそれぞれ無自覚に繰り広げるコントロールドラマのパターンを持っています。それが【当たり前であり日常】なのです。無自覚ですから違和感ありません。自分がダイエットの為にスポーツをやろう!とか今月はこの売上目標を達成する!など、これらは自覚して目的を達成する為に意識できます。同時に、意識するというストレスは起こりますよね。自分の今までの習慣を変えたり、また努力する事が必要になりますから。
しかし、無自覚というのは全く違和感を感じません。自分の感情、思考のパターンが出来上がっています。これを在処では【反応】と呼んでいます。わざわざ意識しなくとも自然と出来てしまう事。筋道が立ってしまう事。そんなことが習慣になっていますから、疑問を持つ事もしません。
コントロールドラマをお互いに無自覚に持って演じているので、どんなコントロールドラマが原因になっているか?と分析するよりも、起こった問題を解決しようとする事になるのです。コントロールドラマを辞めない限り、根本的な問題解決にはなりません。また、互いの持つドラマはエネルギーの奪い合いですから、コントロールドラマをやらない人でなければ何が起こっているのかなどわかりません。
自分が理想を実現する為に、また何か現実を変えていく為にどんなに自分が内観して、変わる為に努力してきても【自分一人で解決するには限界がある】それがこの無自覚の領域です。
コントロールドラマと星読みの関連性
今は様々な自分との向き合いに関する知識や情報に溢れていますので、自分を変えようと努力すれば一定のところまでは変われるかもしれません。それは【自覚できるもの】だからです。
しかし、無自覚のコントロールドラマからの原因を解決するには一人では非常に難しい。星読みでは土星星座がその人の今世の課題です。この土星星座は自分が何度挑戦しても失敗を繰り返す…繰り返す事で苦手意識を持ってしまうテーマです。しかし、クリアすればそれが自分を律する事になり、また強味となり社会に向けて、周りの人達に、良き影響を与える事ができます。
この土星星座の今世の課題となっている部分に、コントロールドラマを繰り返してしまうパターンが隠されています。コントロールドラマをやめる、それは自分の今世の課題をクリアしつつ、水瓶座時代のルールに無自覚《潜在意識》から変更をかける事が可能になります。星読みのテーマ、魚座時代のルールを手放して水瓶座時代のルールを持つという事にも大きく繋がってくるのがこのコントロールドラマからの卒業なのです。
水瓶座時代のルールを持つ為に
水瓶座時代のルールを持つ為にはコントロールドラマを卒業する事。同時に土星星座《今世の課題》もクリアする事となります。このコントロールドラマを卒業するには破壊が必須です。
破壊とは【コントロールドラマがどのようなロジックで自分の中に構築されて、機能しているのか?】それをまずは知る事からです。知る事ができるからこそ、コントロールドラマをやめるという選択肢を持つ事が出来ます。
そうなれば無自覚だった事を【自覚する!】事が出来るのです。自覚できるから、自分が意識を持ってコントロールドラマをやらずに行動する事が出来ます。今まで同じパターンに苦しんでいた問題や悩みも根本的解決となるわけです。
魚座時代のルール=魚座時代の価値観を持っているということは、コントロールドラマをやっているという事。だから、あのヒエラルキーの中で過ごす事が出来たのです。しかし、自分の才能や個性を発揮し、自立した者同士が横の繋がりを持とうとする時、コントロールドラマをやっていてはうまくいかないのです。コントロールドラマはエネルギーを奪い合うドラマですから、対等な立場が成り立ちません。
また、コントロールドラマは【反応】ですので自分の本当の奥底にある気持ちに気づかない、わからないという事が起こりがちです。自分が何故生きているのか?と悩んだりするのも、このコントロールドラマから自分の本当の気持ちを抑制してきているからです。
魚座時代を象徴するのがコントロールドラマ。しかし、これも愛の表現。コントロールドラマが世代を渡って引き継がれてきています。親が子供を育て、その子供がまた自分の子供を育て…そうして育てられてきたからです。愛の表現は様々です。時に自分のコントロールドラマを受け入れて相手に演じて貰えないと大切にされていない、愛されていないと思ってしまう方もいらっしゃいます。コントロールドラマから抜け出して本当の自分を生きるという事が自分を愛する事であり、自立です。相手から愛やエネルギーを与えて貰うとするのではなく。コントロールドラマが自分を満たすことが出来ない【穴】になっています。
あなたが水瓶座時代のルール=価値観を持っていきたいという事であれば、まずはこのコントロールドラマを知る事。自分が何者であるか?また天職・使命は何なのか?を見つける為の暗号解読となる星読み《占星術》すらも、このコントロールドラマをやっている以上は本当の意味で機能しません。どんな分析ツールも、コントロールドラマをやっている以上都合よく解釈してしまうからです。