在処塾を受ける前は、一言で言えば私は「マウント取りたがり屋」でした。
自分に自信がないくせに、人一倍認められたくて、周りを気にして、取り繕ってばかり。
とにかく自分を大きく見せることに必死だった、と当時を振り返った今、そう思います。
仕事で評価されないことへの不満。子育てもなんだかうまくいかないストレス。何か漠然と満たされない気持ち。
そんな自分の「スキマ」を埋めるように、あれもこれもとセミナーを受けまくり、「セミナージプシー」に陥っていました。
そしてセミナーを受ける度に自分が変わったような気になって、自分が偉くなったような気になっていました。
でも目の前の現実は、実際には何ら変わっていない。
そんなときに在処塾の存在を知りました。
在処塾を始めてばかりの頃、梅雨子先生や江野澤さんのおっしゃっていることが、
全く理解できませんでした。
それは、私が在処塾を「自分事」として捉えられていなかったからです。
お二人には、そういう私の姿勢から正していただきました。
私が自分で全く気づいていなかったこと、気づこうとしていなかったこと、
私の至らなさの数々を教えていただきました。
その中でも私自身ショックだったのは、
「私は人の気持ちがわからない人間なんだ」という現実をつきつけられたことです。
私は人一倍、感情豊かで、人の気持ちがわかる人だと自分で思っていました。
ですので、その事実を知って本当にショックでした。
人として欠陥があるように感じました。
でもそんな私に対して梅雨子先生や江野澤さんは、非難するわけでもなく、蔑むこともなく、
「それがCさんなんだ」「それがCさんの個性なんだ」と言って、受け止めてくださいました。
そのことが、私にとっては言葉では言い表せられないくらい嬉しくて、ありがたくて、
「私はこのままでいいんだ」と安心できたように感じました。
今まで誰に対しても、何に対しても、勝ち負けにこだわって
戦闘モードで全身に力が入っていた状態から、力が抜けて軽やかになれた感覚です。
「ありのままを受け止める」というのは「こういうことだよ」と、身をもって教えていただきました。
この体験が、私の転機になりました。
在処塾を終えた今、私は変われたと感じています。
周りの人にどれだけ支えられているかを感じとれるようになりました。
周りの人を敬うこと、感謝することができるようになりました。
その結果、仕事では昇進することができました。
そして何より、子供の意見に寄り添えるようになりました。
少しずつではありますが、お二人が私にしてくださったように、
子供たちを受け止めることができていると思います。
今までは外にエネルギーを求めてばかりいましたが、
今は家族にエネルギーを注げるようになりました。
あのとき、在処塾をやると決意した自分に、
そして、梅雨子先生と江野澤さんに出逢えたことに、
心から感謝しています。