●自分で決められない
体験会を受けて、いざ在処塾に入ろうとしたとき、私にとっての一番の課題にぶつかりました。
入ろうとは思うのに、本当にいいのか決められない。自分にできるのか?こういうことにお金かけていいのか?体調に変化がある人もいるって書いてあるけど大丈夫か?
誰かに相談したいけれど、それもしてはいけないみたいに書いてある。
マーサ先生に話をしたいとメールしても出来ないと言われ、もう本当に締切ギリギリで『ここで動かないと本当に自分がイヤになる』と思って入塾の申し込みをしました。
のちに、入塾時にみなさん自分の一番の課題が出ると聞いて、なるほどと思いました。
私はいつも自分で決めていなかった。いつも誰かに相談して決めていた。
いろんな意見を聞いてその中から一番いい方法を選ぶのがいいことだとさえ思っていました。
自分でこうしよう、と決めていませんでした。
●いつも窮屈だった
入塾して一番最初に、どうして在処塾に入ったのか、自分はどうなりたいのか、と聞かれました。こうなりたいというより『いつも窮屈感を感じていて、何か違う感じがする。生きるのがラクになった、という人がうらやましい』と答えたと思います。
そこは今も変わっていないけれど、今もう一度振り返って考えてみると、自分ってもっとできるはずなのに、と満足していなくて、自分の過大評価というか、自分が一番自分自身を認めていなかった、つまりは他人と比べて生きていたということなんだなあと思います。
・人にどう思われるか、どう見られるか
・相手はどうしたいか、こう言ったら何て言われるか
そういうことばかり考えていたので。
完全に他人軸でした。
●コントロールドラマやりまくりだった
在処塾で一番苦労したのは、感情と思考を区別して、自分の感情を感じきることでした。
毎日の自分の感情をノートに書き出していくのですが、自分では感情だと思っていることが、それは思考、とことごとく指摘されました。
しかも感情の種類が少なく、いつも『イライラした』で終わってしまう。確かに私はいつもイライラしていました。そしてそれをいつもまわりにぶつけて、コントロールドラマやりまくりでした。
在処塾も前半の3か月はそれがまるでつかめず、自分でも全く進歩も感じられずにいました。
そんなとき、母とのやりとりで、まったくの無意識に自分の素直な気持ちを伝える、という出来事がありました。入院する母のためにお守りを買ってきた私に照れ屋の母はそっけない態度をとりました。それまでの私だったら、それにイラっとして、もういいよ!!という態度をとって終わっていたと思うのですが、その時はよほどがっかりして悲しかったのだと思います。せっかく行ってきたのに、そんなふうに言われるとがっかりして悲しい。ありがとうと言って欲しかった、と伝えました。
その時は母も泣いてしまうし、(気持ちを伝えたのは)間違いだったのか、と思ったのですが、先生方にお話しするとおふたりとも『それよ!間違っていないよ』と言ってくださいました。
そこで初めて、自分のイライラの奥にある感情、というものを自覚できました。
それまでは自分は人とのコミュニケーションは得意だと思っていたけど、実は全然できていなかったし(やっていたのはコントロールドラマですね)、人間関係こそ人生の大きな課題なんだ、と学びました。
●地球は行動の星
私はいつも正解を探してしまいます。
失敗が本当に怖い。失敗したり間違ったりしたときの恥ずかしいという感情が一番苦手なので、何をするにも考えて段取りして、それでも行動しないことも多く、在処塾中もずっと『地球は行動の星』と言われつづけていました。
これは今も一番の課題です。
地球は行動の星、は私にとって在処で学んだ最強のパワーワード。いつも心の中の合言葉にしています。
在処が他のセミナーや講座と決定的に違うな、と感じるところは、距離感です。
やさしく、大丈夫だよ~と手をさしのべてくれるような感じではないです。ふわふわしたキラキラしたお話しでもないし、ゴリゴリに行動を問われる、ものすごく骨太な感じです。でも先生方もできるまで絶対にあきらめない、という姿勢で指導してくださいます。
この近すぎない距離感が、適切な人とのコミュニケーションなんだと思います。