前回は、大変革期へのスイッチとなった2008年、2009年の冥王星山羊座入りについてお話をしていきました。
社会システムの大変革の真っ只中。
では一体、この社会システムの大変革期は具体的に
どんな変化となるのか?
また着地点はどうなっていくのか?にこれから入っていきます。
大きなサイクルでの時代の切り替わり
まず、今回の社会システムの大変革は
大きなサイクルでの時代の切り替わりのタイミングの中で起こっております。
その大きなサイクルとは約2160年といわれております。壮大なサイクル過ぎて、人間が正確に観察する事はほぼ不可能な領域ですが確実に時代は大きく変わってきております。
現在は魚座時代から水瓶座時代に向かう境目を通過しております。《詳しくは星読みセミナー にてお伝えさせて頂いております》
魚座時代のはじまりは、イエス・キリストの誕生辺りからはじまったと言われております。
魚座時代ではピラミッド型の階層組織であるヒエラルキーがベースとなっている支配・依存、要するに搾取するか?搾取されるか?という社会の構造です。
力を持つ者、お金を沢山持つ者、物質的豊かさに溢れた権力者が手綱を握る世界。このピラミッドの頂点に立つ事がいわゆる【成功】と言われてきた時代です。
ピラミッドの頂点ですから、自分の周りには特別な存在として崇めてくれるような人達に囲まれる。また、自分の命令をきいてくれる。
だからこそ、成功する為には、幸せになる為にはこのピラミッドの頂点に立つ事だ!
という価値観が浸透してきました。
となると、ピラミッドの頂点に誰もが立ちたいわけです。その頂点に立てば、力や物質的な豊かさだけが手に入るのではございません。
『自分は特別な存在だ!』と自己承認・自己顕示欲が満たされるのです。《褒められたい・認められたい・愛されたい》
他者からの賞賛を得られるわけですね。
では、ピラミッドの頂点に立てない場合はどうなのか?
もちろん、ピラミッドの頂点に立つ者や、自分よりも『上』だと思う者に存分に与えていくわけですね。
YESマンの誕生です。
ピラミッドの頂点に立つ者から、また自分より上の存在から認められれば、好かれれば
自分は一つでも階級を上げれる。頂点に少しでも近づく事ができます。また近づけると思い込みます。
また、自分よりも『下』と思えば自分が上なのだ!と権力を振りかざします。
さて、ここで発生するのは何だと思いますか?
それは、勝負・戦争です。
頂点に立つ為に。力を握る為に。
振り返ってみても、歴史の中には争いが消えた時などないでしょう。
しかし、こうした争いがあったからこそ良くなろう!と切磋琢磨してきたので
文明がここまで発展してきました。ライバルがいるからこそ、より良くなろうとするからです。
魚座時代はヒエラルキーが色濃く、またそこには様々なエネルギードラマがあるからこそ機能してきました。
魚座時代のルール
魚座時代のピラミッド構造はイメージができたでしょうか?
ここから少し掘り下げてお話していきます。
勝負・戦争が多かった世界の流れ。世界の歴史を振り返ってみても、階級制度は溢れておりましたよね。しかし、文明も発展しました。
そして、この背景には何があるのか?それが『正義』です。
より良くなりたい、幸せに、豊かになりたい。
誰もが望むもの。自分の思いがあるからそれを叶える為に、実現する為に。愛する者を守る為に。
自分の行いはみんなが良くなる為に行うのだから『正しい』
そして、自分が思う事が通れば勝てる!と思うわけです。こうして、頂点に立とうとする者が増えていき、争いは絶えなくなります。
また、頂点に立つ者、立とうとする者だけに問題があるように思えますが
ピラミッドの頂点に立てない者も存分に与えながら良い事しているようで
かなりの自己犠牲です。
『私が我慢していれば…』
『我慢して、この苦しみに耐えたらきっと次にステキな事があるはず…』
こちら、魚座が持つ資質の一つです。そして、自己犠牲は人に与えている!と思い込んでいるのでこれもその人にとっての『正義』。
しかし、我慢し続けていても現実は変わらないので《地球は行動の星》、相当な怒りや憎しみを溜め込みやすくなります。
また、
『何をやっても私はピラミッドの上には行く事ができない…』と判断した人が
【考える】という事を放棄した際に上の者、力を持つ者に隷属します。
では魚座時代のルールを簡単にまとめを。
【魚座時代のルール】
○勝負:誰よりも強く。勝つ事。負けないでいる事。《負けたら失敗。失敗してらならないという思い込み》
○正当化:自分が正しいと主張する事。
○支配と依存:与え与えられ=奪う奪われの関係である事。
○比較:他者を自分の物差しで上下を決める事。
○自己犠牲:我慢や忍耐。自分の意思を放棄する事。
ルールはどうして存在するのか?
ルールは、即ち【価値観】の事です。時代のサイクルにも、全人類に学ぶテーマが存在しております。
魚座時代は上記に挙げた事をとことんやり尽くして学びなさいと。
だからこそ、このルール=価値観 を持っている事が地球で幸せになるために必要であり、また生き抜く為に必要であったわけです。
魂を磨くためにも。
更に、こうした学びをするようにとテーマが存在していたので
このルールを守っている事で上手くいく
という現実がつくられてきました。
そして、それを学び尽くした先に次のテーマへと移っていきます。
それがまさに、移ろうとしているのがこの今です。
文明は充分に発展してきました。これからも更に発展は続いていきますが
これからは今までになかったイノベーションを起こしていく事が問われていきます。
新しい時代に向かう大変革期③に続く。